「わたしの妹になって」 校庭のすみ、ジャングルジムを背にしたぼくに彼女はそう切り出した。 ハヤシミドリはぼくよりも頭一つ背が高い。ぼくは小学四年生でミドリは六年だから当然のことだ。しかもミドリは同級生と並んでいても目立つ長身だったように思う…
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